100個分

しじみはいつから食べられている?

食糧の多くを外国からの輸入に頼っている現在でも、「しじみ」は古くから日本人に愛されてきた食材として長い歴史を持っています。
なんと縄文時代から既に家庭の食卓に上っており、北陸地方では5000年〜6000年前のものと思われるしじみをはじめとする貝が集められた貝塚が存在しています。
同じく北陸地方の富山県には「蜆ヶ森貝塚」と呼ばれる貝塚がありますが、蜆ヶ森という名称からも、
この貝塚にはしじみが中心的に埋没しており、現在でも私たちが口にしている「やまと蜆」が8割を占めています。

さらに時代はすすみ、江戸時代になると「肝臓に良い食材」としてしじみの有用性が取り上げられるようになりました。
事実、北海道から島根県まで広い地域で獲ることができ、味噌汁などにして食べると肝臓機能が改善したり、お酒を飲んでも二日酔いになりにくくなることから、当時の人々にとってはお酒のお供としても頻繁に用いられたそうです。
また、一年を通して漁獲できることから「四時美」などという表記が用いられたこともありました。

現在使われている「蜆」という漢字は、しじみが同心円状に生育し貝殻表面に刻まれる輪の模様が「縮んで」見えることから「しじみ」と名付けられているそうです。
現在では、全国における漁獲量は10分の1とも20分の1ともいわれるほどに落ち込んでしまいました。
しじみそのものの価格が高騰したり、生育する環境が汚染されるなどの問題が起きたためです。

国内に代わって外国産も多数用いられ、中国や韓国、北朝鮮などのアジア産や、ロシアを原産国とするしじみも増えてきました。
2000年代初頭には輸入ものが国産の量を上回ったほどで、国産はエキスに姿を変えてサプリメントなどに配合されるようになりました。
時代の流れとともにしじみの使われ方も変化しつつありますが、生の国産は日本の風物詩の一つでもあります。
サプリメントや健康食品も良いですが、たまには本物の国産を料理して、しじみ本来の味わいを楽しむのもおすすめです。

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